「真実の目」東日本大震災から5年風化させない誓い
2011年3月11日14:46
日本は戦後初の危機を経験した。
地震による想定外の自然災害、人災、重軽犯罪。そして、今日も真実が明らかにされていない官僚と政治家による「国家災害」から5年目を迎えた。
死者は12都道府県で15890人、行方不明者は6件で2589名となった(2月末時点警察庁)また、当時18歳未満の震災孤児は244人、1人親となった震災遺児は1538人(2015年9月時点厚生労働省)と人的数値だけをとってみても未だに震災の傷は決して癒えたとはいえない。
また、数字では全てが表出しない被災地で発生した女性に対する強姦、児童生徒に対する性的虐待、放射能が疑われる病気、社会的ストレス、風評被害、生きることに絶望を抱えた自殺、あいまいで根拠のない誤った情報による情報ストレスが起因となる医原性神経症をはじめとした医原病など、東日本大震災は、多くの災害を5年たった今も生み出し収束する兆しはない。
被災地では、行き届かぬ国家の支援に耐え、今この瞬間もこころに灯火をかかげ復興に努めている。
私たちは、これからも震災で経験したあの日を決して風化させることなく今を大切に過ごし、後世に語り継がなければならない。記者は、この日への想いを次のようにまとめる。
格別の
しあわせ願い
ただひとつ
信じる力
日本の誇
(文責:しのはらゆうや)
「3.11 メモリアルイベント」追悼式レポート
2011年3月11日 東日本大震災。多くの命が犠牲となったあの日から、5年の月日が経ちました。
多くの人がSNS等で哀悼の気持ちを表し、日本各地でも催しがされています。
記者はしのはらゆうやキャスターと共に、「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」に行ってまいりました。
1階ロビー中央に置かれたキャンドルアートを囲み、震災が起きた時刻の14時46分に黙祷を捧げました。
記者も黙祷を捧げて、亡くなった方のご冥福と、被災した方々の1日でも早い復興、そしてこれからの私たちの安全を祈りました。
このメモリアルイベントには、ホテルを訪れたお客様だけでなく、ホテルのシェフやスタッフの方々も多数参加されていました。
水に浮かべられた「フローティングキャンドル」のキャンドルアートを前に、神妙な面持ちのしのはらゆうやキャスター。
また、ホテル インターコンチネンタルでは、3月1日から3月31日まで募金箱が設置されています。
ホテル インターコンチネンタル 東京ベイでは、エントランス左の受付前のほか、各レストランにも設置されているようです。
ここで寄せられた募金は、IHG(インターコンチネンタル ホテルズ グループ)による「IHG シェルター基金」から「IHG シェルター・イン・ア・ストーム・プログラム」を通じて、全世界の自然災害などで被災された方への援助活動に使われることになります。
東日本大震災直後は、日本国内だけでなく、海外からも多額の募金が被災地へ送られました。この基金によって災害で苦しむ世界の一人でも多くの人が助かることを願います。
「3・11への思い」
多くの人が大きな不安にさいなまれ、言いようのない悲しみにくれた5年前。被災地で地震・津波による甚大な被害を受けた被災者の方々だけでなく、その様子を報道を通して見ていた私たちも大きなショックを受けました。 テレビを通して観た東北の町の全てを流し去る津波の映像と、3年前の夏に訪れた津波の被害にあった土地の様子は、今でも鮮明に思い出されます。
そして、この震災は様々な教訓も残して行ったように思います。
自然の恐ろしさ。
災害対策の不十分さ。
原子力発電の問題。
被災者支援の難しさ。
日々の平穏な生活は「当たり前」ではないということ。
震災から5年が経っても、未だに仮設住宅での生活を余儀なくされているなど、苦しい生活を送っている被災者は何万人もいると言われています。
そんな方々のためにも、未来の私たちのためにも、この記憶と教訓は、決して風化させてはならないと強く思います。平穏な「当たり前」の生活に感謝して、「もしも」の時に備えた心構えを忘れずに日々を過ごしていこうと思いを深める1日になりました。
このような時間を与えてくださったしのはらゆうやキャスター、ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ さまありがとうございました。
最後になりますが、被災者の1日も早い復興と、私たちの日々の安全を心より願ってやみません。
(文責:学生特派員 岡本)
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