「ニコニコ超パーティー2016」15000人75万回越えの一体感で大盛況
今年で開催5年目(さいたまスーパーアリーナでは2年目)となる「ニコニコ超パーティー2016」が11/3(祝)に開催されました。
昨年の「ニコニコ超パーティー2015」は会場来場者数1.5万人、生放送視聴者数約100万人に続き、本年も会場は超満員の約 15,000人を動員。7 時間に及ぶニコニコ生放送でも生中継され、終始、無数のコメント弾幕に彩られ、会場とネットが一体感の大盛況大歓声となりました。
今年は、ハード面でもいくつもの新たな試みがなされました。中国との中継、6m以上のスモークスクリーンの利用、4点吊撮影システム「RobycamR(ロビーカム)」による生中継、そしてリストバンド型サイリウム「スターライトPlus」の導入がネットユーザー対する「臨場感」に大きく貢献しました。
「ニコニコ超パーティー2016」全体のプレゼンターを務める百花繚乱の絶妙なトークは、「ニコニコユーザーの鏡」と言っても過言ない進行でした。文字数の都合でその魅力のすべてをお伝えすることができませんが、可能な限り「ニコニコ超パーティー2016」の様子をお伝えします。
Chapter1:LOVE
全世界で大流行し社会問題にもなっている「ポケモンGO」。そのマスターとなる、アニメ「ポケットモンスター」の主人公・サトシの声を担当する「梨香姉」こと松本梨香がトップバッターとして登場。
初代主題歌の「めざせポケモンマスター」を熱唱し「皆の熱い魂が飛んできました!」と挨拶すると、会場は早くもヒートアップ。300レベル2列目2番3番で取材していた私のもとに歓声と気迫が伝わり席に振動が伝わってくる盛り上がりでした。
サプライズゲスト・朱鷺宮佐江(トキミヤサエ)こと元 SKE48の宮澤佐江とコラボレーションしたアルスマグナは『気分上々↑↑feat.SAE TOKIMIYA』を披露しました。
人気アニメ「おそ松さん」のオープニングテーマを歌ったA応P
音大卒のドアンゴ社員・仁科のぞみとN高校生36名によるN高等学校校歌「代数Nの方程式 」には、わが子のステージを重ねてしまい涙してしまいました。もう、記者も仕事の緊張感から一瞬解き放たれ完全に親目線となっていました。
その他にも、大人数によるパフォーマンスは大迫力。遠く離れたプレス席にも「すごい」「今年は違うな」などと感想の嵐でした。そして、Chapter1のトリを務めたのは、「ラスボス」こと小林幸子降臨
「世界の皆さんに日本の良さを届けたい」という気持ちをテーマに、今回は花魁に扮し、獅子舞のシシオにのって登場するなど大御所の貫録を見せてくれました。さらに今回はGARNideliAと共演したり、初音ミクの「エイリアンエイリアン」をカバーし、「サチコサンサチコサン」を熱唱したりと、会場を終始惹きつけました。記者会見場で発表された、ネット再生回数75万回超えに小林も驚いた様子。
縁起良いものを沢山あしらった華麗な着物(ステージ衣装)で臨んだ会見での小林は「演歌はもちろんのこと、世界の方々にも愛してもらいたい」とコメントしました(記事トップ写真参照)。
Chapter2:SMILEではSOPHIAの松岡充が登場しました。“これは夢です ”と書かれた団扇を手に、強烈なインパクトの歌とパフォーマンスで、会場とネットユーザーをひとつにしました。
ライブ中盤では Wii U ソフト『Splatoon』に登場するキャラクターのシオカラーズが初登場。2.5次元コスプレダンスユニットのアルスマグナや鎖音プロジェクト、【ゲーム実況者わくわくバンド】など、人気のアーティストたちの活躍や、お客さんによる出演者体験コーナーなど内容が盛りだくさんでした。
Chapter3:CHAOSのトップバッターは陸上自衛隊中央音楽隊が見事なパフォーマンスを披露してくれました。
陸上自衛隊中央音楽隊 隊長1等陸佐 武田晃さんの指揮の下、アニメの曲がこれほどまでに壮大でスケールの大きなものになるのかと感動を覚えました。
そして、ラストを飾ったのは、初音ミクをはじめとするバーチャル・シンガーたちによるMMDライブ。頭上約 6m ほどの高さまで噴射された“スモークスクリーン”に投影され、突如降臨した初音ミク。ネットユーザーからのコメントでは「!!!!!??????」「演出すげえええええええ」などとともに会場から驚きの声が上がり、興奮は最高潮。透過スクリーンと映像演出を組み合わせた圧巻のパフォーマンスが披露されました。
併設のゲーム実況ステージでは「人狼」ゲームが大きな盛り上がりを見せていました。
「人狼」ゲームは10人の参加者の中から人狼を探し出すもので、今回はテラゾー、コジマ店長、わいわい、まお、タイチョー、えふやん、ガッチマン 、鬱先生、ハヤシ、セピア、towacoの10人のユーザーが参加しました。
人狼と思われるユーザーを参加ユーザーたち自らがまず選出し、続いて会場による挙手性、ネットによるアンケートの総合結果によって人狼を決定するシステムです。ネットと会場で「心理戦」を楽しむことができました。
同イベント会場の後半では「ドラゴンクエスト X」の実況ステージも開催されました。超パーティーおなじみの同ゲームのプロデューサー・⿑藤陽介も出演し、ファンには見逃せない実況イベントとなりました。
イベントの締めはアンコール曲「桜ノ雨」。観客のアカペラの後、出演者も加わって全員による⼤合唱へ。ニコニコ生放送でもユーザーによるピンクの桜のコメントが弾幕が画面を覆い尽くし、会場とネットユーザーの⼀体感が造る感動のフィナーレとなりました。
今年のニコニコ超パーティー2016のテーマである「気がつけばここにいた」
このテーマに誰しもが魅せられ、感動する瞬間が確かに「こころの一体感」として気づくことができました。自分が自分らしくいれる場所、それは「ニコニコ生放送」の世界にある「ニコニコ超会議」や「ニコニコ超パーティー」なのかもしれない。
記者は、5年に渡り「ニコニコ生放送」関連の取材を通して、なぜ、これほどまでに「ニコニコ」に若者支持が集まるのか、ほんの少しですが見えてきた気がします。
なお、ライブ中継の本放送は 12月3日(土)23:59 まで、ネットチケットを購⼊して視聴することができます。
<有料視聴番組>※視聴にはネットチケットの購入が必要です。
【ニコニコ超パーティー2016 Supported by Lenovo YOGA BOOK ライブステージ】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv260826878
【ニコニコ超パーティー2016 ゲーム実況ステージ】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv267239406
【VR配信】ニコニコ超パーティー2016(360°視点)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv277253561
<無料視聴番組>
【ニコニコ超パーティー2016 ゲーム実況・Rステージ】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv273245961
【ニコニコ超パーティー2016 ゲーム実況・Lステージ】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv273244207
【ニコニコ超パーティー2016 バックステージ生放送 @CLUB 2525】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv277253461
【公式サイト】 http://choparty.jp/
「ニコニコ超パーティー2016」参加者へのインタビューです。アトランダムに男女10名にお話をうかがいました。
・メキシコとベネズエラ出身の女性二人の留学生で、今日はつくばから来ました。友達から話を聞き、今回初めて参加しました。パフォーマンスに圧倒され、特にヴォーカロイドが印象に残りました。
・東京から男性二人組で、幕張メッセで行われていた頃から「ニコニコパーティー」には参加しており、今回で3,4回目です。ヴォーカロイド目当てで参加しましたが、今回一番印象に残ったのは、全部。会場でまだ帰りたくないと泣きじゃくっていました(友人へのインタビュー)。
・さいたまスーパーアリーナに会場が変わってから参加しています、今回が2回目でした。鎖音プロジェクト目当てで参加しました。一番印象に残ったのは松本梨香さんの「めざせポケモンマスター」です。最近はniconicoをあまり見ていないので、知らないアーティストが多かった けれど、分からなくても十分面白かったです。(茨城からの女性二人組)
・車で1時間かけてきました。今回が初参加でしたが、元々彼女の方が初音ミクのファンです。やはり印象に残ったのはヴォーカロイドでした。Souさんもよかったです。(神奈川のカップル)
・お子さんの方がヴォーカロイドが好きで私は付き添いです。今回が初めての参加でした、3Dやスモークスクリーンの演出がすごくて、こんな事ができるのかと感動しました。(東京から来た親子連れ)
・中国でイベントを企画している会社に勤めており、会社に招待状が届いたため 、今回参加しました。中国でも同じようなイベントがあるそうですが、盛り上がり方やパフォーマンスなどの格が全然違います。来年も招待がなくても機会があれば是非参加します。(中国からきて新橋に宿泊している男性)
・今回で3回目の参加。お目当てはヴォーカロイドで今回は特に最後の曲“ODDS&ENDS”が印象に残りました。昨年と比べて選曲が全く異なっており、来年に更なる期待をしています。(名古屋から4時間かけてきた男性)
・一人は2回目、もう一人は3回目の参加です。ROOT FIVEが好きで参加しました。今回印象に残ったアーティストは小林幸子と松岡充です。またスターライトPlusがとてもきれいで、来年もぜひ来たいです。(神奈川から片道2時間かけてきた女性二人組)
・主人が超バンドのドラムを担当しているので見に来ました。私は小林幸子、この子はゲームが好きでシオカラーズが印象に残りました。普段からいろんな曲を聴いているのでとても楽しました。来年も主人が参加しなくてもぜひ来たいです。(西東京市からの母と小5の男の子)
・超パーティーには二人とも今回が初参加。元々「歌っていた」が好きです、今回参加したアーティストでは+α/あるふぁきゅんがお目当てです。別々で予約したために席がバラバラでしたが、隣の人と交流ができて予想以上に楽しめました。けれど、来年参加するときはちゃんと一緒に予約しようと言っていました。(神奈川からの男子二人組)
・元々は彼女が別の人と来る予定でした。相手の都合が悪くなったので僕も一緒に来ました。二人とも今回が初参加で、彼女はそれまで福島にいたためようやく来ることができました。彼女はコスプレイヤーのパフォーマンス、僕は小林幸子が印象に残りました。(埼玉と東京のカップル)
・千葉から来ました。超会議にはずっと参加していましたが超パーティーにはなかなか参加できず、会場がさいたまスーパーアリーナに移動してからそれぞれに参加できるようになりました。元々生放送の方に興味があり、自ら生放送に遊びに行ったり、超会議に参加したりしてきました。前回に比べて今年の方が各Chapterに沿っていて内容が濃かったです。今回特に印象に残ったのは、松岡充のキスとヴォーカロイドのクオリティーで、去年のレベルを平気で上回り、良い意味で超えた裏切りでした。(ニコニコニュース超ユーザー記者( ○Д○透))
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